ここでは妊活に成功した40代夫婦83組のアンケート結果から見えてきた、妊活成功の秘訣について解説します。
実際に実際に妊活を成功させた、40代夫婦の83組を対象にアンケートを取りました。
実際に妊活に成功した夫婦はどのような点に着目し、どういった取り組みを実践していたのだろうか。
その中で見えてきたのは、やはり妊活に成功するためには卵子と精子が元気で活発であるということでした。
不妊治療の方針を決める上で、欠かせないのが不妊症の原因解明です。
不妊治療の現場では原因がはっきりしないことも多く、アンケート取った83組のうち、44.7%は原因不明という状態でした。
次に多い原因としては女性不妊。
女性不妊を原因とする理由として一番多かった回答は、「卵子の質・老化」でした。
原因不明の回答についても、思い当たる理由としてやはり卵子に関する回答が多くありました。
男性不妊については数字だけを見ると9.2%と少なく感じますが、両方に原因があると回答した理由を見ると「精子の質」に関する回答が多く、原因全体としては2番目に多い回答に。
これらの結果から卵子や精子の質は、妊活にとって非常に重要な鍵を握っていることが分かりました。
妊娠するには卵子や精子の質が重要なことは理解できたとして、まずは今の状態がどうなのかを知ることも大切です。
クリニックでは妊娠力をはかるための各種検査や質問項目を設けていますのでまずは相談してみましょう。
ここでは一般的によくおこなわれている妊娠力チェックの種類を簡単にご紹介します。
卵子と精子は年齢を重ねるごとに老化が進み、徐々にその機能を失っていきます。
その傾向が顕著になるのが35歳以上で、この年齢を過ぎると体外受精や顕微授精など高度生殖医療においても成功する確率がわずか30%程度にまで下がってしまうとも。
しかし、一方で35歳を過ぎていても自然に妊娠できるカップルも存在します。
その違いは何かというと、それは加齢に負けず卵子や精子が元気な状態に保たれているからです。
妊娠力を高めるには、いかに「質の良い卵子」と「質の良い精子」を自分で育てることができるかにかかっています。
そこで取り入れたいのが食事の改善や、サプリメントなどで栄養を補うセルフケアです。
成分効能は PubMed 内に掲載されている学術論文 (エビデンス) の多い順で順位化しています。
妊娠するための元となる卵子の年齢ケア、卵巣年齢のケアには、近年、厚生労働省から食医区分で解禁された NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)のエビデンスが多いことが目立ちました。
またエビデンスが最も多い成分は葉酸です。
しかし葉酸は妊娠しやすくなるといううよりは、妊娠後の胎児のための必要成分であるエビデンスが多いようです。
悩みを整理・理解して、きちんと目的にあった食事改善やサプリメント補給を心がけたいものです。