妊活ゼミナール

妊活ゼミナールは世界の医学⽂献のデータベースPubMedを参考⽂献としてわかりやすく解説しています。

今日の授業

葉酸を飲むと妊娠しやすくなるは間違い。 葉酸は妊娠した後の赤ちゃんの先天性異常のリスクを低減させる働き
いつ妊娠してもいいように妊活中から摂取

日本の妊活サプリの主役成分といえば葉酸ですね。
2000年に厚生労働省から、妊娠可能な年齢の女性に対する葉酸の摂取に関する通知が出されました。
これが妊活サプリメントに葉酸が主役になった始まりです。

妊活サプリメントには大きく分けて「妊娠しやすい体を作るためのもの」と「産まれてくる赤ちゃんのためのもの」と2つに分かれます。

葉酸の主な効果

1、胎児への効果

・胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクの低下

2、母子への効果

・乳がんリスクの低下
・抗うつ効果

このように葉酸は妊娠しやすくなるのでは無く、生まれてくる赤ちゃんのために摂取するものと覚えてください。

葉酸と妊娠に関連する論文は、世界の医療論文サイトPubMedでも793件も存在するほど、研究がなされた成分です。
妊娠しやすい体づくりのためでは無く、いつ妊娠しても良いように妊活開始したら1日400μgの摂取をお勧めします。
また葉酸は熱に弱いので野菜から摂取するときは注意が必要です。

妊活に必要なビタミン

妊活に必要なビタミン「葉酸姉妹成分」として、葉酸の他にNMNやビタミンDがあります。

妊活に必要なビタミン

欧米では妊活サプリは葉酸よりも
ビタミンDの方がずっと人気

妊娠しやすい体を目的とするなら、葉酸よりもビタミンDの方がエビデンスが多く欧米でも人気です。
先に述べた通り葉酸は妊娠した後の胎児のための成分と考えて良いでしょう。
なので、早く妊娠したいならビタミンDの摂取をお勧めします。

1日800IUの高濃度ビタミンDを取ることは
・卵巣予備能力(AMH)の向上
・着床率の向上
などの効果があり、科学的根拠も豊富です。

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