いまや6組に1組が不妊と言われているほど、不妊に悩まれているご夫婦はたくさんいらっしゃいます。
不妊治療は長引けば長引くほど、精神的や肉体的、その他金銭的にも負担が大きくなる一方。
治療期間が短ければその分負担も少なくなる。
そこで夫婦で実践できる治療期間を短縮する方法をご紹介します。
それはシンプルに卵子と精子の質の改善を目指すことです。
不妊治療を経て妊娠に成功された多くの方が、卵子と精子の質改善を意識した食事やサプリ、生活スタイルを取り入れています。
一般的な不妊症の定義は、「定期的な性生活を送り、特に避妊などをしていないのに、1年以上妊娠しない場合」の状態を指します。
年齢によっては半年を目安として検査を受けられる方もいます。
検査の結果、「原因不明」と告げられる方は、約4割もいらっしゃることをご存知でしょうか。
アンケートを取った83組のうち、44.7%は原因不明という状態でした。
次に多い原因として女性不妊が挙がりますが、理由として一番多かった回答は、「卵子の質・老化」です。
原因不明の回答についても、思い当たる理由としてやはり卵子に関する回答が多いのが現状です。
男性不妊については数字だけを見ると9.2%と少なく感じますが、両方に原因があると回答した理由を見ると「精子の質」に関する回答が多く、原因全体としては2番目に多い回答でした。
男女ともに検査を受けます。 検査から明らかな不妊原因が特定されない場合、原因不明の不妊症と診断されます。
・LH (黄体化ホルモン)
・FSH(卵胞刺激ホルモン)
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
・T4、TSHなど甲状腺ホルモンのチェック
・PRL高プロラクチン血症のチェック
・クラミジア抗体のチェック
保険適用の場合:1回2,000円~3,000円
保険適用外の場合:1回10,000円〜20,000円
~29歳:40%以上
30歳~34歳:35%以上
35歳~39歳:25%以上
40歳~44歳:10%〜20%
45歳~49歳:5%未満
「不妊治療の期間をできるだけ短く」
精神的にも肉体的にも負担のかかる不妊治療。
この治療期間を短くするには、卵子や精子の「質」を強化することが重要です。
卵子や精子は加齢はもちろん、生活習慣・環境でも質が低下します。
いかに「質の良い卵子」と「質の良い精子」を自分で育てることができるかにかかっています。
そこで取り入れたいのが食事の改善や、サプリメントなどで栄養を補うセルフケアです。
成分効能は PubMed 内に掲載されている学術論文 (エビデンス) の多い順で順位化しています。
妊娠するための元となる卵子の年齢ケア、卵巣年齢のケアには、近年、厚生労働省から食医区分で解禁された NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)のエビデンスが多いことが目立ちました。
またエビデンスが最も多い成分は葉酸です。
しかし葉酸は妊娠しやすくなるといううよりは、妊娠後の胎児のための必要成分であるエビデンスが多いようです。
悩みを整理・理解して、きちんと目的にあった食事改善やサプリメント補給を心がけたいものです。